今月の俳句

2021年2月の俳句

華凜主宰の俳句 とうとうたらり 夜神楽の天岩戸はベニヤ板 晦日蕎麦たつぷり京の黒七味 我が庵は昔海なり初明り はつ春やとうとうたらり翁舞 心持に面を選びて能始 楽屋口「別火」と貼りて火鉢置く 一服を銀継に汲む雪の朝 海の…[続きを読む]

2021年1月の俳句

華凜主宰の俳句 新暦 去来庵座布団二つ片時雨 冬菊にほのと慈悲の香慈悲の色 赤人のうたに始る新暦 白鳥の来てその湖の母となる 極堂も子規も若かりおでん酒 道行の遊女の足袋の白きこと 猪鍋に文豪談義里の宿 寒柝の白川郷の音…[続きを読む]

2020年12月の俳句

華凜主宰の俳句 初心 鳥渡る天の奥より湧き出でて 残菊や名の読み取れぬ遊女塚 子規さんの好みの柿の甘さかな 浜風に篝火ゆれて神還 落葉道我が花道として一歩 楽屋出づ役者の素顔石蕗明り 祇王寺のさらなり紅葉かつ散りて 小春…[続きを読む]

2020年11月の俳句

華凜主宰の俳句 真如の月 火入れ式より幽玄の月上がる しづしづと月下にシテの歩みかな 月今宵シテの衣の朱に金に 月の宴結界として能舞台 良夜かな笛に小鼓大鼓 義経の漕ぎ出でし浦月の舟 今日の月名残の橋に雲もなし 浄瑠璃の…[続きを読む]