同行二人競詠五句 お題「鬼灯市」 黒田泰子 江戸好み 鬼灯の籠一つづつ兄妹 鬼灯市法被も粋に呼び声も 鬼灯の籠の風流江戸好み 妓を連れて鬼灯市に来てをりし 賑ひを離れ風鈴売つてをり 末永美代 江戸の賑ひ 江戸より賑ひ今に鬼灯市 人溢れ四万六千日の堂 童心の瞳もて鬼灯市巡る 鬼灯市売手の気風よかりけり 鬼灯市夕風たちて活気つく