同行二人競詠五句 お題「天神祭」

石井のぼる

どんどこ舟

どんどこ舟大阪締で締めながら

どんどこ舟木場の漢の競ひ声

横顔のきりりどんどこ舟の長

祭顔どんどこ舟を任されて

見物の人とも手締どんどこ舟

佐伯つよし

浪速つ子

天神の闇夜を残す大花火

百態の笑ひ顔あり船渡御

この月に天神祭映りしか

神輿乗る天神さんも祭好き

燃え尽きて天神祭浪速つ子